モルフィーワンに思うこと
SuzTiki:不定期にっき
02/06/19 記
なんかたいへんなことになっているようだ。
予約者/出資者ではないが、ML は入ったままだから 読んでしまう。
普段 2ch はあまり見ないのだが、watch することになってしまった。
スレがあっという間に 40 越えていた。スレ 40 というと 4万記事だぞ。
よくもまぁ 書くことあるもんだ。
そういうことはともかく、プロジェクトの性質というのから考えてみると。
- メーカが(数が出ないという理由で)作らないものを 自らの手で作る
というものであったはずだ。( っていうか そもそも こういうもの
だからこそ同人ハード?) そのために
そういう性質だから、
- 先にお金を集めて 部品を手に入れ 、すべてはそこから
という性質になってしまう。そういうプロジェクトだから、
いったん集めたお金を返すと プロジェクトが潰れてしまう。
- そういう意味で、
予約者が キャンセルできるというシステムは、
他に欲しい人に譲るためのものだったと思うがマズかったように思う。
代わりの人がいる限りという条件が必要だったのだろう。
- それ以前に 予定の金額以上に部品代がかかるとなったときは、
よくよく 進退を検討しなければならなかったのだろう。
これもプロジェクトの性質から見て絶対に守らなければならなかったことに
ちがいない。
- 高すぎるからといって、部品を買わなければ プロジェクトが
進まない という理由があるかも知れないのだが、そういう場合は
総意を計らないとだめっぽい。で、覚悟がない連中が 予約者にいて
抜けられると やはり プロジェクトが進まない。... となると
余分にお金をみつもっておいて、余ったら返す というやりかたでないと
ダメなんじゃないだろうか。
-
ううむ。先にお金を集めて 部品を調達するところからはじまるような
プロジェクトは、見積りが甘いと必ずダメになりそうだ。
そういったこととは別なのだが、
液晶とか、CPU とか もう手にはいらないらしい。
- これも、メーカが作らないようなモノという性質から
最初から予想されたことかも知れない。
- さわぎで プロジェクトが潰れてしまえば、もう二度と
同じ HP200LX の後継という
構想のものは作れなくなるように思う。私自身は HP200LX に 思い入れがないが、
なんかもったいないぞ。
- 集めた部品を生かすというのを大切にすれば、金銭がどう動くかに
かかわらず、主催者がどうなるかにかかわらず、結局は
なにかを作り上げるところまでもっていくしかないと思う。
- そしてそれは 全部ではないにしても、多くの 予約者/出資者が
思っていることなんだろうなぁと思う。
- そうでなければ、プロジェクトそのものが成立しなかったと思う
のだが、思い入れのない人を集めすぎた可能性があるかも ...
やっぱり、こういう性質の同人ハードには拘わらないか、
拘わらずにいられないぐらいなら覚悟して予約なり出資するか どちらか
なんだろうなぁ。
- というか、キャンセルという行為、人としてドウヨってきがする。
予約金を支払うことではじめてブロジェクトが成立することを知っていて、
法的 or 契約的にキャンセルできるからそれをする。
キャンセルすれば、資金がショートするのも 知っていてそれをするわけだ。
ビジネスとして成立しうるモデルなら問題ないんだが、原価ぎりぎりで
やる モデルでは 倫理的にどうかと思う。
- なんか、キャンセル者について、とても気になる。他の予約者/出資者に
対して迷惑をかける行為というのを意識してキャンセルしたのだろうか?
意識してキャンセルしたのであれば、それはそれで問題ある行為だと思うが、
意識していない方がより問題に思える。
自分の行動の意味を考えずに行動しているわけだから....
- とか書いてみたが、言いすぎ?。web ページ見てみたけど
コスト的な話とかリスクを共有しているとか、伝わってこないね。
初期の予約者じゃなくて、
事情を良く知らず 予約 -> キャンセル っていう人もいたのかな。
もしそういう立場なら、 キャンセルして当然と思ったとしてもしかたがないかも。
- あ、誤解のないように書いておくと、この部分だけ感情的になっているんだ
が、予約したならキャンセルするのはどうかと思っただけ、他のなにかを
擁護するものではなく他意はないです。... 2ch 読みすぎたかな。
あまりひどいコストをかけずに試作できたら、そういった問題のかなりが
解消して良いような気がするのだが、モルフィーは
CPU や液晶ってのがネックになって、やっぱり無理だったのだろう。
- あれ?ほんとうにそうだったのだろうか? 匡体みたく
部品を注文する前に 試作してくれるプロに頼めなかったのかなぁという気はする。
この時点で思いどおりのものが出来なかったら、プロジェクトを やめるとか..
リスクを減らす工夫ができたら良かったのかも。
でも、匡体はそうでもないのね。匡体がネックになるとばかり思っていたが...
どうもちがう。作れる人は 光造型?とかいうものを作れてしまうらしい。
- こういう話は、モルフィープロジェクトが立ち上がらないと
全然しらなかったことにちがいない。
あと、実情あまり知らずに書くのだけけども、
基本的にオープンなプロジェクトというのは、お金を渡すかわりに 手柄を
渡すことによって人に働いてもらうという面があると思うんだが、
手柄がどうのこうのっていう話を 2ch 関係で見たような...
- help を沢山だして助けてもらうのがやっぱりポイントだとは思うんだが...
そうすると 善意の人だけじゃなくて、良からぬ考えの輩も寄って来て
しまうのかな?
- ひょっとしたら、とよぞう氏が誰かに騙されたことがあるんじゃないか
という気までしてくる。善意の人には悪いけども、区別がつかないかも。
- 金が動くようなプロジェクトは、こういうところがネックになるのかも。
.... そうだとすれば、悲しいことに こういう性質のプロジェクトは、
その性質から失敗する確率が高い?
- 金を動かす前に モノを動かしてしまう必要が
あったのかも。金を動かしてしまった後は、金で動かすのが原則で善意をあてに
しない... とか。いうはやすし...かなぁ。
- プロジェクトの失敗といったとき、何を失敗と定義するかという問題が
まず最初にあって、絶対にプロジェクトは失敗しない組織というのはあるわけ
なんです。経過によって失敗の定義をどんどん変えてゆくから。。たいてい最初は目標は高いんだけれど、プロジェクトが進むにつれ、どんどん現実が見えてくると超えられそうなところに目標をおきはじめ、その低めたorゆがめた目標を超えることで成功とみなそうとします。そういう意味ではオープンな開発は、失敗の定義を変えにくい・変えると非難を受ける感じがするので、"失敗"する可能性は高いかも。--ksr
そういう意味では金が絡んだ方が問題を"現実的に"解決しようとするのでいいはずなのですが。
- 予約者/出資者 の数が多いので、お金を集めてしまったら、
もう 針路変更 が 不可能と思えるほど難しいのが やっぱりネックのように
思えます。そういう前堤に立つと、全部の可能性をあらかじめ洗い出しておいて、
ことにあたらないと厳しい。で、モルフィーに限らず、ハードの開発って
部品の調達してからでないと、先どうなるか
決まらない面があって、この部分を なんとか しないとダメなのかなぁ。
いやらしいのは、ある数に達しないと部品の調達できないというところ。
しかも 調達した部品は、(極端なことを言うと)望むものを作るために
だけ必要なわけで、結局 使いまわしができない。
そういうことを考えていくと、やっぱり
"最悪ダメでも良いからやってみろ" と言える人だけが
お金を出すべきかと 思います。
定番の部品だけを使って作れるのなら、大規模なプロジェクトを立ち上げる
必要もないので、それが一番良いのですが、
モルフィーのようなものを作りたいなら、液晶と CPU が
どうしてもネックになりますね。
- というわけで、賛同者の理解を得て やっていくか
それとも ちゃんとビジネスとして成り立つような形にして やるか 二者撰択
ぐらいしかなく、しかも ビジネスとして成り立たないのは 最初から予想された
ことなので、賛同者の理解を得るのが最も重要なことのように思えます。
- ちなみに 定番の部品だけを使って作れるものって何でしょうね。
液晶は なさそうなので、大量に流通しているハードから取ることを考えると
GBA の液晶 (240x160) 。CPU も x86 系は無理で、SH3/4
or 東芝の MIPS or FPGA で作る。しかも BGA でないもの。
で、こういうもので作った自作PDA は どんなものであれ、
一般受けするものになるような気がしない。
金銭的な問題からはなれて、別のテーマについて考えてみる。
別のテーマというのは、
ということ。そう思ったのは、モルフィーを批難したり批判する人は
多くでてくるのだが、
必要とおもわれる実際の協力というものは、ほとんどないように見えるから。
- もちろん ソフトのオープンな開発 でも有名になればなるほど、
批難/批判にさらされる ...
ただ、実際の協力というものもあるからオープンな開発の意味があるわけだ。
- 誤解のないように書いておくと、
批難/批判と書いているのは、開発者が 直面している技術上の問題解決に直接寄与しないもの
それ以外の価値判断は含まない。実際の協力とは、
開発者が 直面している技術上の問題解決に直接寄与するものの意味で書いてある。
- それ以外にも協力の形態はあるが、それについてはコメントしていない。
- 一般に なにもしないで、協力を得られるわけはない。
なにかをしたつもりでも、協力を得られるとは限らない。
さて、
基板の設計レベルで チェックしてもらうには、どうすれば良いのだろう?
- 設計情報を出す。
- 状況と困っている内容についてのレポートを作る。
- だれがどのように協力してくれたか の履歴を作る。
こういったことは、ソフトの開発でも同じで、必要なのは言うまでもないが、
それだけではダメだ。
最も 興味を持っているのは、予約者/出資者など の 直接関係している人だが、
多くの人は、技術的な内容まで踏みこんでいけないようだ。
- そうすると、技術的なサポートが必要だということを
もっと多くの人によびかけないといけない。
そのためには、上の情報のサマリを しろうとが把握できるように
しないといけないのではないか。
- 予約者/出資者など の 直接関係している人が、
技術的なサポートができる知人に働きかけるために必要
- 技術的なサポートをした人が、いったいどういう意味をもつサポートを
してくれたのか を 広く知ってもらうためにも必要。
こうやって アピールすることは、一般に非常に手間がかかり 面倒だ。
しかし必要なんだろうと思う。
- ちなみに 自覚していることだが、
このサイトの内容は、独善的な内容/構成 になっている。
これを もっと多くの人に読んでもらおうと思えば、この何倍も記述し、
構成も考えないといけないと自分でも思う。
まあ、おもな目的が、自分自身が把握するためのメモだから しかたがない
とも思っているけども。
- で、モルフィーのサイトを見ると やっぱりメモ的なものを感じる。
情報も 更新されていない。やはり、
多くの人に読んでもらうための 作業が足りていないように思う。
(最終更新 Thu Mar 30 19:16:05 2006)